関節痛で専門医に相談した場合、どのような治療が行われるかというと「生活習慣の改善に関する指導」と「薬物・運動療法など」の2つが、主なものになります。
ちなみに、治し方の前に、気になる「治療期間」のお話からです。関節痛の軽い症状なら数週間から2、3ヶ月程度ですが、重い症状の場合は当然、程度に応じてもっとかかります。さらに、慢性化してしまうと数年、あるいは「一生」関節痛と付き合うという場合もありえます。この話からもみなさん感じていらっしゃるとおり、大変なことになる前に、「強い痛み」を感じたら必ず専門医に見てもらいましょう!
そこで、まずは専門医での診察内容についてですが、例えば整形外科に訪れると、病気の原因を探るために、問診(様々な症状に関する質問)や視診(歩き方などを診られます)、触診(触ったりして確かめます)、レントゲン撮影(中の関節がどうなっているか診ます)などが行われます。問診のときに正確に自分がどのような状態であるか伝えられるようにしておきましょう。
診察の結果、症状が初期の場合と症状が進んでいる場合とで、当然ですが治療が異なります。このページでは、例として特に多い膝関節痛について見ていきたいと思います。
症状が初期の場合は、治療として「生活習慣の改善に関する指導」だけで、概ね回復・改善するようです。ポイントは2つで、「膝関節を鍛えること、膝関節に負担をかけないこと」です。
「膝関節を鍛える」のは何故かについてですが、例えば膝が痛いとき皆さんどうしますか?少しでも負担をかけないように膝を動かさなくなりますよね。しかし、過度の運動はいけませんが、動かさなくなるのは関節痛を回復・改善させるのに、もっと良くありません。
何故かというと、膝関節を守っている筋力を低下させてしまうからです。筋力が低下すると膝に負担がかかりやすくなりますので、気をつけましょう。痛いからといって極端に動かさないようにするよりは、負担をかけない程度に動かしておいた方が、結果的に「膝を守る力」をつけることに役立ちます。
また、「膝関節に負担をかけないこと」については、筋力アップもその一環になりますが、さらに肥満の予防・解消をするように指導されます。特に膝の関節は、日常的に全身の体重が膝関節に集中しますので、肥満は大敵です。
生活の中で普通に過ごしていても軟骨は磨り減りま。いつも軟骨を回復させようとグルコサミンやコンドロイチンなどが活躍するのですが、肥満により過度に軟骨が磨り減ってしまうと、軟骨の生成が追いつかなくなり、関節痛の原因となります。ですので、肥満を解消しておくだけで、関節痛の改善と予防につながるのです。
他にも、関節に良い食事や栄養食品を摂ったり、ストレッチや水中ウォーキングなどの運動をしたり、温泉での湯治をしたりと、様々な対処方法があります。専門医のおすすめのものを色々と取り入れてみましょう。
ちなみに、初期の関節痛で、どうしても早めに回復させたい場合は、ステロイド剤を効果的に使う方法もあるようです。必要な場合は専門医に相談してみましょう。
症状が重い場合は、症状に応じて、温熱療法や装具療法、薬物療法などが行われます。それでも回復しない程度の場合は、手術となります。ちなみに、薬物療法に関しては、炎症を抑える薬や湿布、関節内へのヒアルロン製剤の注入などがあります。この辺の治療の細かい点は、もちろん専門医にお任せします。
症状が重いか軽いかについての素人判断は、一番危険です。必ず、専門医に相談してみましょう!