外傷による関節痛のうち、このページではスポーツによる関節痛について見ていきます。
スポーツによる関節痛は、関節に過大な負荷を与えてしまうことによって起きます。スポーツは全身運動ですから、当然、過度な負担を与えれば、全身の関節のどこにでも、痛みを感じることがあります。例えば、足首の捻挫や、ひじの脱臼、突き指などです。
突き指なんて、とても身近ですよね。ちょっとしたランニングや学校の休み時間のサッカーなど、あまりトレーニングしてない状態でスポーツをする人も多いので、スポーツによる関節痛は、誰もが経験する可能性のある痛みなのです。
関節の中でも最も多いのは、膝関節の損傷。スポーツニュースなどでもよく聞く、「半月板損傷や膝の靭帯損傷」です。膝は全体重の負荷がかかる場所ですから、気をつけましょう。
<膝関節の損傷の用語説明>
半月板損傷
膝の関節にある繊維質の軟骨である半月板が、例えば膝をねじったり、飛び上がって着地したときの大きな衝撃で裂けるような損傷のこと。
膝の靭帯損傷
膝には前後の動きと横の動きの安定性を保つための4つの靭帯があり、それらが過剰に引き伸ばされて断裂する損傷のこと。
半月板の損傷については、スポーツをやるぞ!と意気込まずに「少し走ってみた」という程度で体を軽く動かしたときに起こるものがあります。
例えば、高齢者の方は、歩いていてちょっと転んだときの軽い怪我でも半月板の損傷は起こります。半月板の老化が原因です。
半月板の老化とは、半月板が変形してしまう、変形性膝関節症との合併症であることも多いそうです。変形性膝関節症については、「変形性膝関節症って」のページで詳しく説明しますのでそちらをご覧下さい。
また、子供の半月板損傷も、高齢者と同じくスポーツにおける強い衝撃がなくても軽い怪我で起こります。原因は、半月板の先天的な形態異常が考えられ、その結果起こる半月板損傷の多くは、円板状半月損傷というものです。円板状半月損傷は、半月板が正常な半月板よりも厚くて大きいために、衝撃を受けやすく、壊れやすい状態となっていて起こる損傷です。
スポーツによる大きな怪我の時でも、軽く体を動かしたときのちょっとした怪我の時でも、体を動かすことで「膝の関節に痛みを感じたら」専門医の力を借りて、原因を突き止めましょう。